昨日こんなメールがXJR1200に乗ってるO君から届きました。
毎度。
最高のチューンをありがとう。
別の単車に乗っているかのようです。
何が良かった?って、全部よかったっていう答えです。
ツーリングの写真を送ります。
ちなみに僕のXJR以外、みんなGSXです。
バイクに火がつき、冬眠していた心に火がついた。単車っていいよね。XJRっていいよね。マジで。
今度は一緒にいきましょう!ブルーカフェのメンバーでみんなで行きたいぞー。
今回のXJR1200はいかにお金を掛けずにノーマルのパーツに手を加えて乗りやすくするか、がテーマで作業をさせて頂きました。初期型のXJR1200は私も以前に所有してまして、長年に渡りツーリングを共にしてきた愛機でした。XJRの良い所、悪い所は私なりに把握してると思いますので(あくまでも私なりなので悪しからず)比較的にやりやすかったです。まず足回りがかなり柔らかいセッティングでして、(勿論メーカーはスローツーリングが目的で作ったバイクなので当然なのですが)それを少しスポーツ走行できる使用にした次第です。まず初期型XJRに乗って感じた事は、前後のサスのダンピンが弱い、ステアリングステムの剛性が弱い、ホイルが重い!です。(何度も言いますがあくまでも少しと飛ばしたい場合です)フロントサスは強化スプリングを入れOILを硬目にし、オリジナルインナーチューン(企業秘密?)で整えました。リアサスは、いつもお世話に為っているサスペンション専門業社に依頼しO/H後ダンピング変更(ノーマルのヤマハ製オーリンズ「ヤマリンズ」は内部構造がホンマモンのオーリンズとは違う為にダンピング変更はやり難い)サスペンションが硬くなると、どうしてもXJRの場合フレーム剛性とステム剛性のバランスが悪いせいか、ステムに力が集中する為に写真の様にステアリングステムに補強をしました。
写真ではアルミの板を張っただけに見えますが、内部はトラス構造で補強した後に上から板を溶接してあります。最後にお化粧直しでトップブリッジ、ステム、フォークアウターチューブをパウダーコート半艶ブラックで仕上げて見ました。これだけやってもオーリンズのリアサスすら買えない金額で出来上がります。もちろん高価なパーツで仕上げるのには勝てませんが、こんなやり方も有りでは無いでしょうか、と言う引き出しの一つだと思って頂けるとありがたいです。バイクに対する価値観は人それぞれで、お金をバイクに一杯使うのが偉いのでは無く、いかに自分色にバイクを仕上げるかが一番では無いでしょうか。なんてったってO君は凄い笑顔で「ええわ〜」「バイク乗るのが楽しくなったわ〜」って言ってました。これです!
一番バイク屋してて良かったな〜と思う瞬間です。早いものでXJRも10年選手になりましたが、又少し手を加える事によりくたびれて見えたバイクがO君にはよみがえって見えてると思います。きっと世界1ええバイクだとO君は思ってるはずです・・・次回の満足チューンAでは現在製作中で今回とは反対に凄いお金の掛かったXJR1200を紹介したいと思ってます。
PS、それにしてもこうやって写真で見るとGSXーRの進化は凄いですね〜でもエディーローソンレプリカヘルメットが持ち主の年齢がばればれですね |